明日人に言いたくなる雷小ネタ
雷までの距離はどのくらい?
雷までの距離が「光」と「音」でわかることをご存じですか?
本来、雷の光と音はほぼ同時に発生しますが、空気中を伝わる速さがそれぞれ異なるため、ピカッと光った後から雷鳴が聞こえます。
実際のスピードは、音が1秒間に約340m進むのに対し、光はその100万倍ほどの速さで伝わります。
雷までの距離は「光」が見えてから、何秒後に音が聞こえたかで計算することが可能です。
雷までの距離(m)=340(m/秒)×光ってから雷鳴が聞こえるまでの時間(秒)
となり、光ってから雷鳴が聞こえるまで10秒かかった場合は、340m×10秒=3,400m、だいたい3.4km以内となります。
雷の威力は
どのくらいすごいのか
雷のエネルギーがどれほどのものなのかを数値で見てみましょう。
電圧
雷1回の電力は「数千万~1億ボルト」と言われています。
100Wの電球90億個分に相当し、通常の一般家庭であれば約50日間の電力がまかなえることになります。
電流
雷1回で流れる電流は「1000~20万アンペア」です。
こたつ1回の使用で10アンペアほどなので、大きい雷であれば一度に2万台のこたつを稼働することができます。
温度
雷の温度は「約3万度」です。
太陽の表面温度が約6000度のことですので、瞬間的に4~5倍になります。溶岩も熱いですが、溶岩流の温度は約1000度で約30倍となります。
膨大なエネルギーを持つ雷を使わない手はない!と思うのですが、現時点では放電した瞬間に光や音、熱エネルギーに変わって空気中に逃げてしまうため、早すぎて貯留できないとのことです。